『スタジオジブリ』の宮崎駿監督と言えば、何度も引退発言をされていますが、毎回撤回して大ヒット作品を作り続けており、引退詐欺とまで言われています。
なぜ、こんなに何回も引退宣言と引退撤回を繰り返すのでしょうか?
また、創作されたネタツイートが宮崎駿監督自身の発言のように、拡散されています。
この記事では、宮崎駿監督の引退宣言エピソード(創作ネタ含む)と引退宣言を繰り返す理由について紹介します。
・宮崎駿監督の引退宣言を時系列で紹介(創作ネタ含む)
・宮崎駿監督が何度も引退宣言を繰り返す理由
・宮崎駿監督の引退宣言の創作ネタ元ツイート紹介
宮崎駿監督が引退宣言した回数を調査!創作ネタも含めてエピソードを時系列で紹介!

宮崎駿監督が引退をほのめかした時期と発言について、時系列でまとめました。
創作ネタも時系列に含んで紹介します。Twitterで風刺として拡散された創作ネタは、宮崎駿監督自身の発言ではありません。
- 1984年『風の谷のナウシカ』公開後
- 1986年『天空の城ラピュタ』公開後 ※ネタツイート
- 1992年『紅の豚』公開後 ※ネタツイート
- 1996年『もののけ姫』制作発表
- 1997年『もののけ姫』完成報告会見
- 1997年『もののけ姫』公開後 ※ネタツイート
- 2004年『ハウルの動く城』公開後 ※ネタツイート
- 2008年『崖の上のポニョ』公開後
- 2013年『風立ちぬ』公開後
- 2022年『君たちはどう生きるか』公開日発表後
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引退宣言①1984年『風の谷のナウシカ』公開後

宮崎駿監督の1回目の引退宣言は、1984年『風の谷のナウシカ』公開直後でした。
宮崎駿監督は、『風の谷のナウシカ』の完成後に
「もう二度と監督はやらない。友達を失うのはもういやだ」
引用:Yahoo!ニュース 2022年1月7日
と話していたそうです。
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引退宣言②1986年『天空の城ラピュタ』公開後※ネタツイート

1984年『風の谷のナウシカ』公開直後に1回目の引退宣言をした宮崎駿監督ですが、1985年に『スタジオジブリ』を発足させ、1986年に『天空の城ラピュタ』が公開されました。
この時、宮崎駿監督は引退宣言をしていません!
しかし、2013年にTwitter上で宮崎駿監督の引退宣言を風刺したネタツイートが拡散されました。
そのツイートには、『天空の城ラピュタ』公開後の宮崎駿監督の発言として
「人生で最高に引退したい気分」
というネタが記載されていました。のちに、この発言が宮崎駿監督自身が発言したものとして拡散されてしまいます。
「人生で最高に引退したい気分」という発言は、宮崎駿監督自身が発言したものではありません。
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引退宣言③1992年『紅の豚』公開後※ネタツイート

この時、宮崎駿監督は引退宣言をしていません!
2013年に、Twitter上で宮崎駿監督の引退宣言を風刺したネタツイートが拡散されました。
そのツイートには、『紅の豚』公開後の宮崎駿監督の発言として
「86年を上回る引退の意思」
というネタが記載されていました。のちに、この発言が宮崎駿監督自身が発言したものとして拡散されてしまいます。
「86年を上回る引退の意思」という発言は、宮崎駿監督自身が発言したものではありません。
また、2017年5月28日にフジテレビで放送された『ワイドナショー』では、
「アニメはもうおしまい」
という宮崎駿監督の発言が紹介されています。

コチラの発言については、情報元が確認できませんでしたので、宮崎駿監督自身の発言かどうかの真偽が分かっていません。
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引退宣言④1996年『もののけ姫』制作発表

宮崎駿監督の2回目の引退宣言は、1996年『もののけ姫』制作発表の場でした。
『もののけ姫』の制作発表の際、報道陣から「次回作はなんですか」と質問がありました。
まだ『もののけ姫』も完成していない時期だったので、宮崎駿監督は怒って
「これが最後だと思ってつくってます」
と発言したようです。これが引退という風にとられてしまったわけです。
『もののけ』の制作発表のとき、『次回作はなんですか』と質問があった。まだ、もののけ姫もできてない時期ですよ。で、監督が怒って『これが最後だと思ってつくってます』っていったんで、引退ってことになっちゃった。
引用:Yahoo!ニュース 2022年1月7日
良い作品を作るためには、毎回これが最後のつもり!と全力で頑張っているんでしょうね。
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引退宣言⑤1997年『もののけ姫』完成報告会見

宮崎駿監督の3回目の引退宣言は、1997年『もののけ姫』完成報告会見の場でした。
宮崎駿監督は、
「未練があるうちにおさらばしたい」
と引退を口にしました。
「もののけ姫」の完成報告会見が行われた97年6月に「未練があるうちにおさらばしたい」と一度引退を口にした。
引用:Yahoo!ニュース 2022年1月7日
スポーツ選手や歌手の方々でも、惜しまれつつ引退したいと人気絶頂で引退する人もいらっしゃいますから同じですね。
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引退宣言⑥1997年『もののけ姫』公開後※ネタツイート

この時、宮崎駿監督は引退宣言をしていません!
2013年に、Twitter上で宮崎駿監督の引退宣言を風刺したネタツイートが拡散されました。
そのツイートには、『もののけ姫』公開後の宮崎駿監督の発言として
「100年に1度の引退の決意」
というネタが記載されていました。のちに、この発言が宮崎駿監督自身が発言したものとして拡散されてしまいます。
「100年に1度の引退の決意」という発言は、宮崎駿監督自身が発言したものではありません。
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引退宣言⑦2004年『ハウルの動く城』公開後※ネタツイート

この時、宮崎駿監督は引退宣言をしていません!
2013年に、Twitter上で宮崎駿監督の引退宣言を風刺したネタツイートが拡散されました。
そのツイートには、『ハウルの動く城』公開後の宮崎駿監督の発言として
「ここ数年で最高の辞めどき」
というネタが記載されていました。のちに、この発言が宮崎駿監督自身が発言したものとして拡散されてしまいます。
「ここ数年で最高の辞めどき」という発言は、宮崎駿監督自身が発言したものではありません。
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引退宣言⑧2008年『崖の上のポニョ』公開後

宮崎駿監督の4回目の引退宣言は、2008年『崖の上のポニョ』公開後でした。
宮崎駿監督は、
「体力的にも長編映画をつくるのは最後」
と発言されています。
『ポニョ』公開年の2008年はスタジオジブリ内に保育園をつくり、初孫を授かった時期で「体力的にも長編映画をつくるのは最後」という発言からも終活に向けた引退の信憑性が伺えた。
引用:CYZO CULTURE PRESS 2022年5月6日
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引退宣言⑨2013年『風立ちぬ』公開後

宮崎駿監督の5回目の引退宣言は、2013年『風立ちぬ』公開後でした。
宮崎駿監督は東京都内で引退会見を開き、
「何度も『辞める』と言って騒ぎを起こしましたが、今回は本気です」
と正式に発表しました。
引退を明らかにしていたアニメーション映画の宮崎駿監督(72)が6日、東京都内で記者会見し、「何度も『辞める』と言って騒ぎを起こしましたが、今回は本気です」と話し、公開中の「風立ちぬ」を最後に長編アニメは作らないことを正式に表明した
引用:Yahoo!ニュース 2022年1月7日
この会見は世界的にも大きなニュースになりました。
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引退宣言⑩2022年『君たちはどう生きるか』公開日発表後

宮崎駿監督の6回目の引退宣言は、2022年『君たちはどう生きるか』公開日発表後でした。
宮崎駿監督は、
「年齢的にこの作品が生涯最後の監督作品になるだろう」
と語っています。
年齢的にこの作品が生涯最後の監督作品になるだろうとも語っており、これまでの集大成としてどういった作品を作り上げたのか、続報に注目したいところですね。
引用:芸トピ 2022年12月13日
2022年12月時点で、81歳になる宮崎駿監督。
長編アニメーション映画の制作には、最低でも2年を要してきました。最新作である『君たちはどう生きるか』の制作には5年かかっています。
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宮崎駿監督が引退宣言と撤回を繰り返す理由は6つ!

宮崎駿監督が何度も引退発言と撤回を繰り返すのには、次の6つの理由が考えられたので紹介します。
- 毎回、引退覚悟で制作しているから
- 毎回、燃え尽きてしまうから
- 毎回、年齢を意識して引退宣言するも想像力が止められないから
- 注目を集めるため
- 若手クリエイターを育成するため
- アニメの神様の頭の中は凡人には分からない
順番に詳しく見ていきましょう。
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理由①毎回、引退覚悟で制作しているから

宮崎駿監督が引退発言と撤回を繰り返す、1つ目の理由として考えられるのは…
毎回、引退覚悟で制作しているからです。
1本の長編アニメーション映画をの制作期間は最低でも2年。最近では5年ほどかかっています。
宮崎駿監督は、毎回その作品を最後の作品だと思うことで集中力を高めて制作に取り組んでいるのではないでしょうか。
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理由②毎回、燃え尽きてしまうから

宮崎駿監督が引退発言と撤回を繰り返す、2つ目の理由として考えられるのは…
毎回、燃え尽きてしまうからです。
毎回、1本の映画を作り終えた時点では、全力でやり切って、燃え尽きて、疲れ果てているという事も考えられます。
数年という長い歳月をかけて映画を完成させ、公開後にはインタビュー等の仕事に忙しくなり、、、それは疲れますよね。
燃え尽きて、「今度こそ引退したい」と思うのも無理はありません。
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理由③毎回、年齢を意識して引退宣言するも想像力が止められないから

宮崎駿監督が引退発言と撤回を繰り返す、3つ目の理由として考えられるのは…
毎回、年齢を意識して引退宣言するも想像力が止められないからです。
2022年12月時点で、81歳の宮崎駿監督。
1本の長編アニメーション映画を制作するのに2年〜5年の歳月がかかるわけですから、大作を作り上げた後は、年齢を意識して引退宣言するのも不思議ではありません。
しかし、やはりアニメ界の巨匠…そう簡単に熱が冷めるわけもありません。
どんどんアイデアが浮かんでしまって、やっぱりまた大作を作りたくなってしまうのではないでしょうか。
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理由④注目を集めるため
理由⑤若手クリエイターを育成するため
理由⑥アニメの神様の頭の中は凡人には分からない
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宮崎駿監督の引退宣言の創作ネタ元ツイートを紹介
86年ラピュタ「人生で最高に引退したい気分」
92年紅の豚「86年を上回る引退の意思」
97年もののけ姫「100年に1度の引退の決意」
04年ハウル「ここ数年で最高の辞めどき」
13年風立ちぬ「出来は上々で申し分の無い引退のチャンス」— あれっくす (@NStyles) September 1, 2013
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まとめ|宮崎駿監督が引退宣言した回数を調査!エピソードを時系列で紹介!
『スタジオジブリ』の宮崎駿監督と言えば、何度も引退発言をされていますが、毎回撤回して大ヒット作品を作り続けており、引退詐欺とまで言われています。
また、創作されたネタツイートが宮崎駿監督自身の発言のように、拡散されています。
この記事では、宮崎駿監督の引退宣言エピソード(創作ネタ含む)と引退宣言を繰り返す理由について紹介しました。